Scott Henderson(Gt)、Steve Smith(Dr)、Victor Wooten(Ba)のトリオによるアルバム。
キモイキモイとは思っていたんですが、ベース、やっぱりVictor Wootenだったか!笑 思いもよらないところで見つけてしまいました。
Scott Hendersonといえば、Chick CoreaとのElektric BandやJoe Zawinulで名を上げた人ですが、それも昔の話で、今は割と違う場所でプレイしている見たいですね。本作は2000年代に入ってのライブを収めたアルバムです。2枚組でそこそこボリュームがあります。とはいってもフリーな演奏が多いので、アルバムには13曲しか入ってません。
ブルージーな演奏が目立ちます。ジャズよりかというとそうでもなくて、雰囲気としてはロックに近いのかな?ただし、根本的に流れている考え方はフリージャズのそれに近いとも思います。コードをどう解釈しているのかは分からないんですが、アウトしまくってます。
バカテクのリズム隊と絡まって異空間、いや、イリュージョンのようなアルバム。言葉では言い表しにくいんですが、キモいんです。3人のバカテク同士のテクニックのぶつかり合いや調和も聞き取れます。